受胎告知バルス・Annunciation Balse 宴を後にし 砂漠に繋がる湿った扉を開けると 辺りに人っこひとりいなかった 道へ出て記憶を手繰る きた時には気づかなかったベンチに腰をかけ 目を閉じ、うつむいて右手の親指を手の甲に強く握りしめてみる すると視線を感じ、ふと見上げると すっとハチドリが横切る先に あの見覚えのある大きな眼がまばたくことを覚えない 遠く近く 今をも昔をも 全てを飲み込むそれと目が合わないように しかしすでに全てを見透かされているのは明らかであった 恐る恐る目が会うか合わないか その瞬間 すでに無音であったのが、完全な真空とともに全て音という概念が消え去る 記憶と意思、思考、自分、私は吸い込まれていた Leaving the banquet behind, I opened the damp door that opened onto the desert; there was not a single soul to be seen. Stepping onto the path,
深海魚deep sea fish 34.08395504619021, -118.35238397477073 メルローズの 海に 朝の陽が迷い込む 明らかにされる 色は プラスチック Into the sea of Melrose, the morning sun loses its way. The colors brought to light are plastic. 人っこ一人いない 祭りの後 Not a single soul around. After the festival. 深く潜り Diving deep— 先へと進む洞窟の In the cave leading onward, 振り返りぎわ just as